【11日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブルックリン区のエリック・アダムス区長は、同区のガソリンスタンドでの電気自動車(EV)用再生可能エネルギー供給設備の拡大および非常時に備えたバックアップ用電源の導入を推進している。
同区長は同区にEVの充電スタンドを増やすため、資金を投入することを約束、ガソリンスタンドにこれらの新しい設備を導入するための資金援助を、ニューヨーク市と州に求めた。
同区では2012年以降、ガソリンスタンドが9店廃業しているが、同区長が発表した報告書によると、今後3年間でさらに12店が廃業する予定だという。同区長は報告書の中で、「このままではブルックリン区で燃料補給できなくなる。安定したガソリンスタンドへのアクセスのために計画を進めなければならない」と、意気込みを示した。
アンドリュー・クオモ州知事が進める取り組み「フューエルニューヨーク」では、条件を満たしたガソリンスタンドに風力発電や太陽電池パネルなどの非常用電源を設置するための資金援助を行っているが、同区長は、同区にある全てのガソリンスタンドに資金を提供するよう求めている。