【11日付ニューヨークポスト】米自動車協会(AAA)は11日、ニューヨーク州以外で発行されたEZパス所持者が、州発行のEZパス保持者よりも高い通行料を支払っていることを明らかにした。
2012年から16年の間に、州外発行のEZパス保持者9200万人以上が、ニューヨーク州都市交通局(MTA)管理下の橋やトンネルを通行する際に、州内発行のEZパスで適用される割引料金ではなく、現金払いの通行料を支払っていた。州発行のEZパスでロバート・F・ケネディ橋やスロッグスネック橋を含む4つの橋やトンネルを通行する場合、料金は5ドル76セント(約652円)だが、州外発行のEZパスで通行する場合は8ドル50セント(約962円)がかかる。
また、ベラザノ=ナローズ橋では、州発行のEZパスでの通行料が11ドル52セント(約1300円)であるのに対し、州外発行は17ドル(約1900円)。AAAは、ほとんどの運転手は、この仕組みを知らずにいると指摘する。
ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)が管理するリンカーントンネルおよびホランドトンネルでは、どの州で発行されたEZパスでも、同じ割引を受けることができる。