【19日付amニューヨーク】非営利団体、市民予算委員会(CBC)がこのほど発表した調査結果によると、クイーンズ区民の生活の満足度が低いことが明らかになった。
最も満足度が低い地域は、ジャマイカやホリスなどを含む第12地区で、同地区での暮らしに「満足している」と答えたのは、42.6%で、道路状態や犯罪の多さが主な理由だった。また同地区の住民の中で「夜間に外出しても安全だと思う」と答えたのは45.5%だった。
ロッカウェー半島やブロードチャンネルを含む第14地区で「満足している」と答えたのは51.3%で、交通渋滞や公共交通機関へのアクセスが悪いという不満点が挙がった。2012年に米東部を襲ったハリケーン・サンディで多大な被害を受けた同地区の住民のうち、将来起こり得る自然災害への対策を「ニューヨーク市が十分に講じている」と答えたのは、わずか34.1%だった。
地域への満足度が最も高かったのは、ベイサイドやダグラストン、リトルネックなどを含む第11地区で、住民の86.8%が同地区の住環境を「良い」または「とても良い」と答えた。
今年5月に発表されたニューヨーク市内5区に居住する約1万人を対象とした調査では、63%が自分が暮らす地域を「良い」または「とても良い」と評価していた。