3日間で5人リスにかまれる プロスペクトパークで狂犬病の疑い

 【21日付ニューヨーク市発表】ブルックリン区のプロスペクトパークのパークサイドアベニューとオーシャンアベニュー角入口付近で18日から20日にかけて、異常に攻撃的なリスが人間を襲い、5人がかまれた。
 リスは通常、狂犬病には感染しにくいとされているが、このリスの攻撃的な行動から、ニューヨーク市保健精神衛生局(DOH)は狂犬病に感染していたものと仮定、21日、リスにかまれた人は直ちに医師の診察を受け、狂犬病ウイルス暴露後予防接種(ウイルスが体内に入った後の感染予防)を受けるよう、またリスにかまれた疑いのあるペットの飼い主は、直ちに獣医に連れて行くよう警告を発した。
 公園は閉鎖されず、DOHは市民がこれまで通り訪れることに問題はないとしているが、野生の動物に餌を与えたり近づいたりしないよう注意喚起している。
 市公園局および同公園を管理する非営利団体のプロスペクト・パーク・アライアンスは、狂犬病の感染が疑われるリスを探しているが、このリスが狂犬病に感染していた場合、既に死んでいる可能性が高いという。
 ニューヨーク州では1992年以降、リスの狂犬病感染は報告されていない。

BirdPhotos.com

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