【7月30日付ニューヨークタイムズ】クイーンズ区のアパートの前で7月28日、郵便物が爆発し、大家の男性が大やけどを負った。
荷物は、ジョージ・レイさん(73)が、所有するブルックビルのアパート前で持ち上げたところ爆発。全身をやけどしたレイさんは病院に搬送されたが、重体だという。
問題の荷物は1週間前からその場にあったといい、レイさん自身はアパートに住んでいないため、警察は、レイさんをねらった犯行の可能性は低いとみている。荷物には「マック」の文字があったのみで差出人も記されておらず、犯人は特定できていないが、過去にも麻薬犯罪で逮捕されているタイソン・ボータング(31)が容疑者として浮上している。
同地域では、25日に美容師のザヌー・シンプソンさん(32)が強盗に遭い射殺され、29日には53歳の男が車を暴走させ5人をひいた後、池に突っ込む事件も起きている。立て続けに不審事件が発生していることを受け、地域選出のドノバン・J・リチャーズ議員(民主)は「日中は静かなのに事件が続発し、住民の不安が高まっている」と話している。
同地域はこのほど、市の犯罪撲滅計画の一環として警察管区細分の対象となった。