７月31日に更迭されたホワイトハウスの前広報部長、アンソニー・スカラムチ氏は政界だけでなく私生活でも騒動を巻き起こしている。
ニューヨーク・デイリー・ニュースは、同氏の妻ディードレ・ボールさんが同月初めに離婚を申請したと伝えた。申請時、ボールさんは妊娠９カ月で、男児を出産した同24日、同氏はトランプ氏とウエストバージニア州でボーイスカウトのキャンプ大会にゲストとして参加していた。同紙は離婚の理由を「政治にのめり込む夫にうんざりしたため」と伝えているが、ボールさん側の弁護士は「政界進出とは無関係」としており、「個人的なこと」として明言を避けた。
同氏はニューヨークの金融街でヘッジファンドの創業者として成功。2016年の大統領予備選挙ではジェブ・ブッシュ氏を支持していたが同氏撤退後はトランプ氏のキャンペーンで資金集めを担当。今月21日の広報部長就任後は、上司に当たる人物を罵倒するなど物議を醸していた。
スカラムチ氏は同29日、ロングアイランドの自宅に戻ったが、近所で目撃されたボールさんの指に結婚指輪はなかったという。結婚６年目、３歳になる息子がいる他、前妻との間にも３人の子どもがいる。同氏はツイッターに投稿した妻の写真を削除している。
Urs Jaudas/World Economic Forum
