【3日付DNAインフォ】ニューヨーク州保健局は1日、製薬会社5社に、ニューヨーク市内で医療用大麻調剤専門薬局を開店する許可を出したと発表した。
今回、許可を受け、医療用大麻調剤専門薬局を開く製薬会社は、マンハッタン区がフィオレロ製薬、ブルックリン区がバレーアグリスーティカルズおよびシティバメディカル、クイーンズ区がパリアテックニューヨークおよびニューヨークカンナ。各社は州内のオノンダガ郡やオレンジ郡などで大麻を栽培をしており、今後、州内で栽培工場および薬局の支店を拡大する見通し。
州では現在、2万5700人以上の患者と1130人以上の医師が医療用大麻プログラムに参加している。今年3月から、医療用大麻による治療を受けることが認定された疾患に「慢性的な痛み」が含まれたことから、患者の数は70%増加しているとされる。
同局のハワード・ザッカー局長は、「今回の開業許可により、患者が医療用大麻を入手しやすくなり、供給できる地域が拡大されることを願う」と述べた。
2015年に医療用大麻が合法化されて以来、州は特定看護師などが患者への処方を認定できるようにし、大麻の配達を許可するなどその範囲を拡大している。