【9日付amニューヨーク】「ボス」こと、歌手で作曲家のブルース・スプリングスティーンが10月からブロードウェーに初登場する。スタジアムなどの大きな会場でのコンサートに比べて、ボスを身近に見ることができると今から話題になっている。
ショーの題名は「スプリングスティーン・オン・ブロードウェー」。10月3日からプレビュー、12日に正式オープンする。11月26日まで週5回の公演を予定。
会場は1929年にオープンしたウォルター・カー劇場。ニューヨークタイムズ紙などで活躍した評論家の名前が付いた劇場の収容人数は960人。スプリングスティーンの公演では過去40年間で最も小規模なものとなる。
「私とギター、ピアノ、それに言葉と音楽だけ。歌ったり語ったりして私の人生と仕事をたどりたい。楽しく有意義な公演にしたい」と抱負を語った。
ニュージャージ州ロングブランチ市生まれの67歳。社会的メッセージを持つ歌も少なくない。2016年の大統領選最終日の11月7日には、ヒラリー・クリントン候補(民主)のラリーに参加した。チケットの販売は、チケットマスターを通じて30日から始まる。