丸太が頭部直撃し高校生死亡 フットボール部のトレーニング中

 【10日付ニューヨークポスト】ロングアイランドの高校で10日、オフシーズンのフットボール部の練習中に、男子生徒が落下した丸太で頭部を強打し死亡する事故が起きた。
 サフォーク郡ファーミングビルにあるサチェム高校で同日午前8時40分ごろ、フットボール部の練習で複数の生徒が1本の丸太を頭上に持ち上げ支えるトレーニングをしていた際、落下した丸太が11年生のジョッシュ・ミレトさん(16)の頭部を直撃した。ミレトさんはストーニーブルック大学病院に搬送されたが、同病院で死亡が確認された。同郡警察がミレトさんの死亡について捜査を進めているが、殺人事件の疑いは持たれていない。
 ニューヨーク州では14日からフットボールのシーズン開幕となり正式な練習が開始されるが、スポーツ関係者によると、この練習が始まる少し前から、トレーニングを開始するのは一般的だという。オフシーズンの練習には、「強制してはいけない」こと以外、厳格なルールは定められていない。
 身長5フィート6インチ(約168センチメートル)で体重134ポンド(約61キログラム)のミレトさんは、同校のフットボール部でコーナーバックとワイドレシーバーを務めていた。