倒れた木の下敷きになり重傷 子ども守ろうとした母親

 マンハッタン区のセントラルパークで15日午前10時ごろ、倒れてきた巨木から3人の子どもを守ろうと「盾」になった39歳の母親が首の椎骨を折るなど重傷を負う事故が発生した。
 事故があったのは同公園内ウエストドライブの62丁目付近。通行人とニューヨーク市警察(NYPD)、救急医療隊が協力して4人を救出。  
 母親が抱いていた生後41日の乳児とストローラーに乗せていた4歳の息子は同区内にある搬送先の病院から同日退院したが、3歳の息子は頭蓋骨にひびが入った状態。母親の容体は現在安定している。 
 倒れたニレの木は高さ75フィート(約23メートル)、直径3フィート(約90センチメートル)だった。