【17日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブルックリン区で17日、愛犬に襲いかかってきたブルドッグを、飼い主の男性が刺し殺した。
飼い主のジョニー・リベラさん(31)によると、午前8時40分ごろ、サンセットパーク51丁目付近をイタリアンマスティフのアナキンと散歩中に、オーバという名前のブルドッグが突然アナキンに突進してきたという。オーバは51丁目にある建物から、飼い主が誤って柵を開けた瞬間に飛び出したとみられている。「オーバがアナキンの首や耳に噛み付いたので離そうとしたが、殴っても蹴ってもオーバを止めることができなかった」とリベラさんは話しており、とっさに持っていたペンナイフでオーバを刺したと説明している。
リベラさんによると、アナキンは顔や首、耳に縫合が必要な傷を負った他、歯が折れ、口から大量に血を流していたという。
しかし、リベラさんは武器所持法違反の疑いで逮捕され、裁判所への出廷を命じられた。これに対しリベラさんは、「自己防衛だった」と反論。「被害者である自分に犯罪歴がつくのは納得がいかない」として、オーバの飼い主に対し損害賠償金を求める訴えを起こす意向だという。