【23日付DNAインフォ】ニューヨーク市議会議員の一部が22日、バスの運行サービスの改善策を6カ月以内に講じるようニューヨーク州都市交通局(MTA)および市運輸局(DOT)に求めた。MTAのジョー・ロータ局長に宛てた文書に署名した45人の市議会議員は、バスの運行数の増加や後部ドアからの乗車、バスが接近したことを感知すると青に変わるバス優先信号の増設などを求めている。
250万人の市民が毎日利用するバスの平均時速は7.4マイル(約12キロメートル)と全米の他都市のバスと比べて遅い。DOTは2006年、バス優先信号の試験導入をスタテン島のバス路線で実施し、これにより移動時間が短縮することを確認した。現在、ブルックリン区のベッドフォードスタイブサントやマンハッタン区の1および2番街などの5つの路線で導入され、移動時間は最高18%短縮しているという。DOTは7月、20年までに同信号を市内の15路線に導入すると発表している。
ジェフリー・ディノビッツ議員(民主)は、「バス優先信号の増設や後部ドアからの乗車を可能にすることは、最小限の投資でバスでの移動時間を25%短縮できる。容易な改善策だ」と述べた。