【8月30日付ゴッサミスト】ニューヨーク市内で自転車人気が高まっていることを受け、市交通局(DOT)は8月29日、無料で使用できる空気入れを市内の数カ所に設置すると発表した。
DOTは、職員が空気入れを設置している写真をツイッターに投稿した。市では1990年と比べ、サイクリストの数が150%増加していることからも分かるように、近年サイクリング人気は爆発的に高まり、市はサイクリストの要望に応えようとさまざまな取り組みを行っている。空気入れの設置もその取り組みの一環で、試験期間を経て本格的に導入する。
DOTによると、最初の数台はブルックリン区側のマンハッタン橋下とマンハッタン区側のウィリアムズバーグ橋下、スタテン島フェリーのセント・ジョージ・ターミナルに設置される予定。設置場所はサイクリストがその場所を利用する頻度や屋根があるかなど、いくつかの条件を基に場所を選定し、最終的に3つの設置場所が選ばれた。試験運用中に、天候やイヌの排泄物など、外部からの影響に耐えられるかどうかをDOTが分析をした後、本格的に運営を開始する際はどこに常設するかを決定する。
空気入れを設置することで自転車を快適に運転できるようになることから、さらなるサイクリストの増加が見込まれる。