【8日付amニューヨーク】ニューヨークのビル・デブラシオ市長は8日、物議を醸す記念碑や像について考える委員会のメンバー18人を指名した。ニューヨーク市文化委員会会長のトム・フィンケルパールさん、フォード財団会長のダレン・ウォーカーさん、建築家のマイケル・アラドさんなどで、フィンケルパールさんおよびウォーカーさんが共同委員長を務める。
同委員会は、歴史的に不快または市の価値基準に反する記念碑や像を撤去するかどうかのガイドラインを90日以内に作成し、対処法の提案を行う。
市は、どの記念碑や像を対象にするか明言にしていないが、市民の一部はマンハッタン区コロンバスサークルのコロンブス像などを不快な記念碑として挙げている。市長の最終決定の説明を含む同委員会の提案は、市のウェブサイト上で公開される。
バージニア州シャーロッツビル市で8月に起きた死傷事件以降、全米で記念碑や像の撤去を求める声が上がっている。
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コロンブス像落書きされる
マンハッタン区のセントラルパークで12日午前6時ごろ、公園内のコロンブス像に落書きがされているのが発見された。銅像の手は赤く塗られ、台座には「こいつは許されない」とスプレーで書かれていた。その後、同公園の職員により落書きを消す作業が行われた。
ニューヨーク市警察(NYPD)は調査を進めている。