【11日付イーター】ピザをテーマにした試食イベントがブルックリン区で9日開催されたが、詐欺だとして参加者らが入場料の払い戻しを求める騒ぎに発展している。
「ニューヨーク市ピザフェスティバル」はフェイスブックで参加者を募り、1人75ドル(約8300円)の料金を徴収した。多数の人が集まり、中にはワシントンDCから来た人もいた。しかし、開始早々にピザを求める長蛇の列ができ、長時間待たされた末に配られたのは、冷えてチーズも固くなった小さなピザ一切れだけだったという。
主催側は夕方、フェイスブックで翌日のイベントをキャンセルすると発表。後日、代わりのイベントを開催すると伝えた。これに参加者が怒り出し、フェイスブック上に入場料の払い戻しを求める投稿が殺到した。「詐欺被害者の会」と称する団体も結成されている。
フェイスブックには食品系イベントの告知が多く投稿される。この日も同じ場所で「多様な種類のバーガー」を提供する「ニューヨーク市バーガーフェスティバル」が実施されるはずだったが、実際に開催された形跡はない。ピザフェスティバルの被害者らは、「フェイスブック上ではこうした詐欺まがいの宣伝が横行している」と注意を呼び掛けている。