【11日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市住宅局の職員と名乗る男がマンハッタン区イーストハーレムにあるアパートに押し入り、現金約3万5000ドル(約387万円)が入った金庫を盗んでいたことが分かった。NYPDが11日発表した。
被害者の女性(29)によると、職員を装った男は「ガス漏れを確認するため」として、2番街1955番地にあるアパートを訪れた。男を職員と疑わなかった女性は、「ガスコンロを点検しなければいけない」と言われてキッチンの中に入れた。男は実際に点検しているかのように振る舞い、持参したトランシーバーのような物に対して「ガス漏れは確認されなかった」と報告していたという。
しかし、点検が終わったかに見えた瞬間、男は女性を床に押し倒し、拳銃を取り出した。女性は手首を結束バンドで縛られ身動きが取れなくなり、その間に男は金庫を盗み、逃走した。女性によると男はヒスパニック系で身長約5フィート8インチ(約173センチメートル)、体重は約150ポンド(約68キログラム)ほどの中肉中背だったという。
アパート一帯は低所得者向け住宅が集まる地域。犯人は捕まっておらず、NYPDは捜査を進めている。