元看守に懲役30年 頭蹴り囚人死なせる

 マンハッタン区の連邦裁判所は13日、ライカーズ島刑務所の元看守、ブライアン・コル被告(48)に30年の実刑判決を下した。被告は2012年、繰り返し囚人の頭を蹴り死なせたことで有罪判決を受けた。被告は上訴する意向。
 同裁判所のロレッタ・A・プレスカ判事は、「これは大変残虐で冷酷な暴力だ」と判決を言い渡す前に述べた。検察官は被告に反省の態度がみられず、看守による暴力がはびこる刑務所への戒めとして懲役30年を求刑していた。