【12日付ニューヨークポスト】ブルックリン区のプロスペクトパーク動物園に勤務する飼育員の女性2人が、同僚の男性に隠し撮りをされ、上司に苦情を申し立てたが、適切な対応がされなかったとして11日、マンハッタン区の連邦裁判所に同動物園を提訴した。
アトゥ・マーシャルさんは、ベンチの下から同僚で原告のティアニー・オニールさんとジャスティン・ウィルバーさんの脚を、スマートフォンを使い隠し撮りしていたという。ウィルバーさんは2015年夏、マーシャルさんと一緒にいるときに隠し撮りをされていることに気付いた。1年後に別の女性職員と2人でピクニックテーブルに座っていたところ、再びマーシャルさんが隠し撮りしていることに気付いたため、スマートフォンを使い隠し撮りの様子を撮影した。
原告らは、マーシャルさんの行為について上司らに告発したが、上司らはマーシャルさんを罰することも、注意することもなかったという。それどころかウィルバーさんは、上司への告発の報復として、いわれのない違反で注意を受け、配属先の変更もなくマーシャルさんと一緒にアシカの餌やりの仕事を続けさせられていた。オニールさんも、上司への告発後も、マーシャルさんとの勤務を続けさせられていたという。