カラフルで明るい足場 NY市内に誕生間近

 【12日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市は、建設用の足場を改善するためのコンペを開催し、採用企業の開発した明るい足場が市内にこれから登場する。
 建設中のビルの前の歩道に組まれる足場は、市の規則で、歩行者保護のために設置が義務付けられている。しかし、歩行のじゃまになるだけでなく、暗く、死角になり、見た目も悪い。建設工事が終わってもしばらく撤去されないこともあり、小売店などからは売り上げに響くと不評だ。
 そこで、この汚名を返上しようとコンペを開催。優勝したベンチャー企業、アーバンアンブレラは1万ドル(約110万円)の賞金を使いカナダのトロントで試作を重ね、市にその成果を持ち帰った。マンハッタン区のフラットアイアンやシティホールの近くに設置される。
 パラソルの柄のような外観で、透明のプラスチックパネルを使ったカラフルな足場には発光ダイオード(LED)の照明を組み込んでいるため明るく、従来の概念を覆すとして市民からの期待も大きい。
 同社の共同創設者、ベンジャミン・ノールさんは、自分のアパートに足場ができたことで開発に興味を持ったという。ノールさんは、足場を変身させたように今後もさまざまな試みで同社を発展させたいと考えている。

www.urbanumbrella.comより、完成イメージ図

www.urbanumbrella.comより、完成イメージ図