【20日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】NYPDはこのほど、ブルックリン区クラウンハイツにあるアパートで7月15日に摘発した売春事件に関与したとされる3人を、売春強要容疑などで起訴したことを明らかにした。
NYPDはアパートから逃げ出した16歳の少女から売春を強要されているとの通報を受け、アパート内で4人の少女を発見。少女らは下着姿を撮影され、その写真を広告としてインターネット上に流されていた。
現場にいたデニーナ・ローマン被告とテイメル・ハリス被告が逮捕されたが、2人は「売春を強要したのではなく、行き場所がない少女らを泊まらせていただけ」と主張。ローマン被告は、「最初に保護された少女とは一緒にネイルサロンに行くほど仲が良く、彼女は売春行為も承諾していた」と話している。しかし、NYPDは一連の売春には地元の犯罪組織が関わっていた可能性があるとして、行き場のない家出少女など、売春を強要されていた被害者が他にいないか確認を急いでいる。
先月9日にはローマン被告の交際相手、アントワン・グリーン被告も起訴されており、3人全員に売春強要、誘拐および人身売買の容疑がかけられている。