ニューヨーク市警察(NYPD)の巡査部長がクイーンズ区ロングアイランドシティの路上で21日午前3時ごろ、自転車に乗った男性と口論になり、銃を見せ脅し、男性を突き飛ばしたとして同日午前6時ごろ逮捕された。
被害者男性の証言によると、男性が自転車で道路を走行中、勤続12年の巡査部長ブラッドリー・ビーマー容疑者(40)が運転する車がUターンのため左折しようとし、接触しそうになったという。同容疑者の無謀な運転に、男性が「Uターンは違法だ」と責めたことから口論に発展。同容疑者は銃を取り出して男性の顔の前にかざし、男性を突き飛ばし転倒させた。男性は両脚に切り傷を負ったが、病院での治療を拒否した。
同区検事局によると、同容疑者は脅迫および暴行罪で逮捕されたが、その後召喚状を発行され、10月20日に裁判所への出廷が命じられた。また懲戒処分として停職を命じられている。同容疑者が使用した銃は職務で使用している銃かどうかは明らかになっていない。
同容疑者は以前、同区ロッカウェーにある第100分署に勤務しており、2012年に同地域で発生したアパートの火災で、建物内に取り残された1歳半と8歳の男の子2人を救出したチームの一員だった。