【20日付FOX５】ニューヨーク州中部のイサカ市で先週起きた、白人学生によるアフリカ系の学生への暴行事件を受けて、全米男子学生社交クラブは19日、コーネル大学の支部を閉鎖すると発表した。
同大学に通うアフリカ系の男子学生が15日、大学近くにある自宅に戻ると、家の外でルームメイトと白人学生のグループが口論していた。仲裁に入ろうとした同学生は、白人学生に人種差別的な言葉でののしられ、４、５人に顔面を数回にわたり殴られたという。
地元警察によると、この暴行事件は人種差別に基づいたものであるとみられている。これを受け、男子学生社交クラブ「サイユプシロン」の同窓生理事会は、同大学の支部を早急に閉鎖することを大学側に伝えたという。同大学は昨年、大学の行動規範に違反したことで、同支部の運営を停止していた。
この事件についてはニューヨークタイムズ紙などの地元メディアが18日、広く報じていた。地元警察の発表によると、同大学の学生ジョン・グリーンウッド被告（19）が、暴行罪で起訴されたという。同被告の代理人弁護士は、同被告の事件への関与を否定している。
コーネル大学のキャンパス (photo: sach1tb)
