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【25日付amニューヨーク】米プロフットボールリーグ(NFL)の試合前の国家斉唱の際に、片膝をついたまま起立しないという方法で人種差別に抗議した選手を非難するトランプ大統領に対して、さまざまな意見が出ている。
トランプ氏は22日、アラバマ州での演説で、「チームオーナーは、『ろくでなし(抗議する選手ら)を直ちにフィールドからつまみだせ。出て行け。クビだ』と言うべきだ」と訴え、24日もツイートを続けた。
ニューヨーク・ジェッツのCEO、クリストファー・ジョンソンさんは24日、試合前の国歌斉唱の間、選手らと腕を組み抗議の意思を示した。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、「(ツイートするより)健康保険や貧困問題など他に討論すべきことがあるのでは」と皮肉った。市民からは「抗議行動には賛同できない。膝突きは『反米』的行為だと思う」「(トランプ氏が率いる米国は)私が来たかった国ではない」などの声が聞かれた。
味方と思っていたスポーツ界から非難を受けたトランプ氏は、「立ったまま腕を組むのはよいが、片膝をつくのは容認できない」とツイート。それに対し身体言語の専門家は「腕を組む行為は抑圧に対する壁を示すもの。大統領は意味を理解していない」と指摘した。
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