【26日付イーター】マンハッタン区ウエストビレッジにある「スシ・ナカザワ」のすし職人、中澤大祐さんと共同経営者のアレッサンドロ・ボルゴニョーネさんが、同地域に新しいレストランをオープンすることが分かり、話題を呼んでいる。
ボルゴニョーネさんが西4丁目に近いレストランで酒類の販売許可を申請したことで、その場所で中澤さんと共に新しいレストランをオープンするといううわさが瞬く間に広がった。ただし、中澤さんはシェフとしては参加しないという。また、どのような料理を提供するかは発表されていない。
中澤さんは、ドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」で有名な小野二郎さんの店、銀座の「すきやばし次郎」で修行を積んだすし職人。この映画にも弟子の1人として登場している。その後来米し、2013年にすしをおまかせで提供する同店を開いた。正統派のすし店として評判となり、ニューヨークタイムズのレストラン評価では最上位の4つ星を獲得している。
ボルゴニョーネさんは最近、新しいレストランを次々に手掛けており、昨年秋には同地域で禁酒法時代から酒類を提供していた伝統的なレストラン「チャムリーズ」を復活させ、今年はワシントンDCのトランプホテル内にもナカザワを出店すると発表している。