警官2人が少女を暴行か 麻薬捜査、釈放と引き換えに

 【9月28日付ニューヨークポスト】NYPDの警官2人から、犯罪を見逃す代わりに性的暴行を受けたとして、18歳の少女がNYPDを訴えている。
 少女によると9月15日、ブルックリン区コニーアイランドの飲食店駐車場に車を止めていたところ警官2人に職務質問され、車内から処方薬が見つかったことで他に麻薬などがないか捜査が行われた。同乗していた男性2人はすぐに釈放されたが、少女だけが残るよう命じられ、所持品検査のためその場で服を脱ぐよう指示された。他の薬などは発見されなかったが、警官らは少女に手錠を掛け、「警察署に連れて行かれたら3時間は留置される」と脅し、「連行されたくないのであれば指示に従え」と、1人が少女に性的暴行を加えたという。
 少女の弁護士は「全く同意のない性行為だった」と話しており、「警官は2人とも身長6フィート(約180センチメートル)以上で、少女が太刀打ちできるような状況ではなかった」と主張。少女の訴えを受け、ブルックリン区の検察局は捜査に乗り出しており、他の警官らに対する事情聴取も開始しているという。捜査当局はコメントを控えているが、当事者の警官2人は「同意は得ていた」とし、暴行ではなかったと反論している。

5-1