GW橋の自殺防止策が前進 暫定的にフェンスを設置

 【9月28日ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨークニュージャー
ジー港湾公社(PA)は9月28日、ジョージワシントン橋の歩道に投身自殺を防止するためのフェンスを暫定的に設置していると発表した。
 同25日には、職員が南側の歩道を通行止めにしてフェンスの設置を開始したが、その日にも男性が投身自殺を図っている。同橋は、カリフォルニア州のゴールデンゲート橋と並び、投身自殺が多く発生する場所。2015年の18人と比べ33%減少したものの、昨年は12人がハドソン川に身を投げている。警官による特別チームが定期的に巡回するなど防止策を講じ、昨年だけで70人の自殺を思いとどまらせることができたというが、今年は既に12人が身を投げている。事態を受けてPAは2024年に予定していたフェンスの設置を早めた。
 設置は今年末までに終了する予定。工事期間中は通常開放されていない北側の歩道を利用することになる。
 同橋は19億ドル(約2140億円)をかけて改築する計画があり、南北両方の歩道に高さ11フィート(約3.4メートル)の自殺防止用フェンスを設置する計画もその中に含まれている。今回設置されるのは、それまでの暫定措置となる。

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