「膝つき」抗議、NY市議会でも 大統領の急務を果たせ

 【9月27日付NY1】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手の間で、国歌斉唱の間に片膝をついて人種差別への抗議の意思を表明する行動が広がる中、9月27日、ニューヨーク市議会でも議員らが「膝つき」で抗議の姿勢を示した。
 同日市議会では、忠誠の誓いが読み上げられる間、議員16人が膝をついて抗議した。この「膝つき」行為は元々NFLの選手らが人種差別に対する抗議として始めたものだが、こうした動きに対しトランプ大統領は敵意をむき出しにし、膝つき抗議を行った選手をののしるツイートを発信してきた。トランプ氏のツイートを受け、さらに多くの選手やコーチ、チームオーナーまでもが無言の抗議に参加。フットボール選手とトランプ氏の対立は深まるばかりだが、市の議員らもその抗議に加わった。
 ブルックリン区選出のジュマーン・ウィリアムズ議員(民主)は「大統領のやり方は子どもじみている」とした上で、「大統領であるならば、プエルトリコの支援が目下の急務ではないのか」と訴えた。
 プエルトリコではハリケーン直撃から1週間が経過したにもかかわらず島全域で停電が続き、食料や水も不足している。
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