【9月30日付ニューズデイ】ロングアイランドのサフォーク郡ブルックヘブンにある、ワイルドライフ・アンド・エコロジー・センターで9月30日、珍獣を引き取る「アムネスティ・デー」が開催され、アリゲーター2匹、カメ11匹、大トカゲ1匹、アヒル1羽が持ち込まれた。
地元の動物虐待防止協会などが開催するこのイベントの主旨は、どう猛な野生動物や絶滅危惧種など、ペットとして飼うことが違法な動物を無償で引き取るというもの。持ち込んだ飼い主に罰金は科されない。
スミスタウンの住人は、病気になったカミツキガメを持ち込んだ。このカメはその名の通り、噛みついて凶暴な上、食欲が旺盛だ。カメの甲羅は柔らかく変形がみられた。爬虫類学者のマイケル・ラルボイスキーさんは、栄養失調か日照不足の可能性を疑っている。このように興味本位で珍しい動物をペットとして飼い始めても、現実には世話をするのが難しく、危険であることに多くの飼い主は気が付くという。
別の住人が持ち込んだのは2フィート(約60センチメートル)のアリゲーター。成長すると11フィート(約3.4メートル)にもなる。エド・ロメイン町長は「都会の生活にはそぐわない」と語った。