偽の駐車許可証使用で30人逮捕 人気地域に「ちゃっかり」駐車

 【4日付DNAインフォ】ニューヨーク市捜査局は3日、NYPDおよび市運輸局の協力の下、偽造された政府職員用の駐車許可証(プラカード)を購入し使用した30人を逮捕したと発表した。逮捕された30人は同日、偽造証券の所持や身分詐称で起訴されたが、全員無罪を主張し保釈金なしで釈放された。
 被告らは、米連邦緊急事態管理局やNYPDなど連邦および市の職員に支給されるプラカードに似せた偽のプラカードを500ドル(約5万6000円)から2600ドル(約29万円)で購入し、人気の小売店やレストランが多く、駐車スペースを見つけるのが困難なマンハッタン区ローワーマンハッタンを中心に市内5区で違法に駐車していた。被告らの中にはロールスロイスやメルセデスベンツなど高級車を所有し、障がい者や商用車両専用の駐車場に駐車する者もいた。
 ビル・デブラシオ市長は5月、NYPDに新たな捜査班を結成し、無許可の場所にプラカードを使って駐車する市の職員に100ドル(約1万1000円)の罰金を科すと発表し、取り締まりが始まる直前に市は、学校周辺の指定場所に駐車できるよう、5万枚の新たなプラカードを市教育局の職員に支給していた。

市捜査局のツイッター(@DOINews)より

市捜査局のツイッター(@DOINews)より