BB銃を凶器と判断 ブルックリン、警官が少年に発砲

 ブルックリン区イーストフラットブッシュで12日夜、NYPDの警官が19歳の少年に発砲した。警官が少年の所持していたBB銃を凶器と判断したことが原因。
 NYPDによると、午後10時ごろ、チャーチアベニューと34丁目付近にあるデリで男が銃を持っているとの通報を受け、警官らが現場に急行。通報者の証言と合致する容疑者少年を発見し、持っている凶器を捨てるよう命じたが、少年がこれを拒否し、店の外に出て北方面に逃走を図ったため発砲した。少年は左脚に銃弾を受け近くの病院に運ばれた。NYPDは現場でBB銃を押収し、引き続き捜査を進めている。
 目撃者は地元メディアの取材に、「4発の発砲音が聞こえ、周囲の人々は一斉に逃げ出した」と事件の状況を説明した。
 NYPDのテレンス・モナハン巡査部長は、「発砲した警官は起訴されない見通し」と発表した。
 BB銃は5ミリメートルほどのプラスチック玉「BB弾」を飛ばす玩具の拳銃。