【17日付メトロニューヨーク】害虫・害獣駆除の専門業者、オーキンは16日、「ネズミが多い全米の大都市ランキング」を発表、ニューヨーク市は2位に入った。
不名誉なランキングのトップはイリノイ州シカゴ市。同市は3年連続王者の座を保っている。3位以下は、カリフォルニア州ロサンゼルス市、同サンフランシスコ市、ワシントンDC、ペンシルベニア州フィラデルフィア市と続いた。同社で昆虫などを研究するシェル・ハーツァーさんは、「人が集まるところは餌も見付けやすいため、ネズミが多い傾向にある。特に港のある都市は、ネズミが隠れる場所も多くすみつきやすい」と話している。
統計によると、毎年2000万匹のネズミが家の中に侵入するという。活動が旺盛になるのが秋から冬にかけてだ。「外が寒くなってきて、エサも見付かりにくくなると、ネズミは暖かい家の中に入り込んでくる」とハーツァーさんは警告する。25セント硬貨ほどの隙間があればネズミはその頑丈な歯を使って戸や壁に穴を開けて侵入できるという。
ネズミ対策としてハーツァーさんは、「餌になるような食べ物やペットフードを出しっぱなしにしない、ドアや窓の隙間を塞ぐ」とアドバイスしている。