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【19日付イーター】ニューヨークマガジンのフードブログ、グラブストリートは19日、ユニオンスクエア・ホスピタリティー・グループ(USHG)のCEOでシェフのダニー・マイヤーさんが、同グループが経営する飲食店でチップ制度を廃止して以降、接客係らから苦情が出ていると明らかにした。
USHGが経営する飲食店の現在および過去の接客係らによると、チップ制度が採用されていたころと比較して収入が減少し、職場での士気が低下したため、辞める者が増えているという。「ユニオン・スクエア・カフェ」で接客係を務める、ある従業員は、チップ制度の廃止以降、年収が6万ドル(約680万円)から5万ドル(約570万円)に減少したと嘆いている。「マイアリノ」「ノース・エンド・グリル」「ユニオン・スクエア・カフェ」「グラマシータバーン」では、チップ制度の廃止直後から、多くの接客係が突然辞めていったという。
チップ制度の廃止は、チップがもらえる接客係ともらえない厨房係との間の賃金格差解消が目的とされる。レストラン利用者らで結成した団体は今月、マイヤーさんとその他著名な飲食店経営者らが、接客係に支払われるはずの数百万ドルを不正に得ていたとして、集団訴訟を起こしている。

ユニオン・スクエア・カフェのフェイスブックより
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