8歳と12歳のきょうだいが狂言 「ストーカー被害に遭った」

 【24日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク市警察(NYPD)は23日、ブルックリン区クラウンハイツに住むきょうだいが、ストーカー被害に遭ったと作り話をし、無実の男性を巻き込んでいたと発表した。
 女児(8)の当初の供述によると、20日午前8時30分ごろ、別の児童とスクールバスの停留所に向かって歩いていたところ、不審な男に後をつけられたといい、女児の兄(12)も数時間後、同じ男がスクールバスを止め、自分を連れて行こうとしたが、バスの添乗員が男を追い払ったと話していた。
 また女児は同日午後7時ごろ、同じ男が白いセダンに乗って自宅に現れ、家の中の写真を撮り、寝室の場所や家族について質問したとし、兄も翌日午前11時ごろに再び現れた男に同様の質問を受けたと話していた。2人は、「気を付けろ。俺はお前を見ている。お前の娘はかわいい」と書かれたメモを郵便受けで見付けたと供述していた。
 監視カメラの映像が公開された後、NYPDが自分を探していることを知った白いセダンの男性は第69分署に出頭し、きょうだいが住んでいる家に昔住んでおり、懐かしむために訪れていたと説明。その後、きょうだいはすぐに供述を撤回したという。
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