ロッカウェーで災害対策工事 7計画に1億4500万ドル投入

 【29日ニューヨーク市発表】ハリケーン・サンディから5年目を迎えた29日、ニューヨークのビル・デブラシオ市長は、大きな被害を受けたクイーンズ区ロッカウェーを気候変動などの影響による将来の災害から守る7つの計画を1億4500万ドル(約160億円)かけて実施すると発表した。
 計画では、ベイズウォーターパーク、エッジメア・レイズド・ショアライン、ショア・フロント・パークウェー・レクリエーション・ゾーン、ロッカウェー・コミュニティー・パークなどの7カ所で、海岸線に沿った土手や高潮対策の隔壁の建設、サンディにより破壊された施設の再建、新たな運動場や子どもの遊び場の建設などを行う。
 工事費用は、サンディにより破損したロッカウェーのボードウォーク再建のために政府から割り当てられた4億8000万ドル(約540億円)のうちの余剰金1億2000万ドル(約140億円)と市からの2500万ドル(約30億円)により賄われる。
 市は今年2月、同計画へ余剰金を注入する承認を受けるため、計画案の項目を米連邦緊急事態管理局(FEMA)に提出、FEMAから承認を得ていた。