NY市に初の牌楼 ブルックリンの中華街に

 【27日付ニューヨーク市発表】ニューヨークのビル・デブラシオ市長は27日、ブルックリン区サンセットパークの中華街に、牌楼(はいろう)を市内で初めて設置すると発表した。
 この牌楼は、同区と姉妹都市を結ぶ北京市朝陽区からの贈り物で、「友好のアーチ」と名付けられる。設置が予定されているのはサンセットパークの8番街、60丁目と61丁目の間。高さは40フィート (約12メートル)にも及ぶ。市長は、「素晴らしい牌楼がもうすぐできる。地元住民やこの地を訪れる人々を歓迎するだけでなく、両市を結ぶ永遠の架け橋となる」と述べている。
 さらに、ブルックリンのエリック・アダムス区長は「ニューヨーク市初の牌楼をブルックリン区に設置するとは友好のたまもの。9枚の屋根でできた豪華な造りは、ダイナミックな中国の市民を象徴し、地域の人々の誇りとなる」と語った。設置は地域の交通事情を調査した後に開始する。
 過去数十年、サンセットパークの8番街の42丁目から68丁目にかけて、中華街が形成されてきた。近年は、アベニューU沿いやベンソンハーストなどにも中国系住民の人口が増え、その数はクイーンズ区フラッシングに次いで市内で2番目に多いという。

完成予定図(photo: Mayor's Press Office)

完成予定図(photo: Mayor’s Press Office)