【1日付ABC7】マンハッタン区ローワーマンハッタンで10月31日、トラックで自転車専用レーンに突っ込み8人を殺害した疑いで取り調べを受けているウズベキスタンからの移民、サイフロ・サイポフ容疑者(29)が、ブルックリン橋でのより大規模な犯行も計画していたことが分かった。検事当局が1日、明らかにした。
当局によると同容疑者は、携帯電話で見た過激派組織「イスラム国」(IS)の映像に触発され、約1年前から計画を開始、約2カ月前に犯行にトラックを使うことを決めたという。ハウストン通りの自転車専用レーンでの犯行の後、ブルックリン橋に向かい、より多くの歩行者をねらう計画でいたが、トラックをスクールバスにぶつけたことで、運転が不可能となった。
ハロウィーンを犯行日に選んだ理由は、普段よりも多くの人が集まることを見込んでのことだといい、ISがインターネット上で公開していたトラックによるテロの実行方法に倣った。
同容疑者はターンの練習をするために、犯行の9日前、10月22日にトラックを借りていた。ISの旗をトラックに取り付けることも考えていたが、周囲から注目されるとして思いとどまったという。
当局は事件後、模造銃2丁とペイントボール銃、スタンガンなどを押収した。
逮捕後、病院に収容された同容疑者は、ISの旗を病室に掲げることを希望、自分の犯行に満足な様子だという。