NYPD警官、赤ちゃん救う 瞬時に判断し、適切な処置

 【3日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】2日午後6時ごろ、NYPDの警官3人がマンハッタン区の地下鉄タイムズスクエアの駅で呼吸困難に陥った乳児の命を救った。
 「娘が急にぐったりして息をしていない」と生後11カ月のナタリア・アルバンちゃんを抱えて同駅構内のNYPDマンハッタン交通機動本部に駆け込んで来たのは、アンディー・アルバンさん夫妻。ダニエル・べラスケス巡査は慌てふためく2人を落ち着かせ、ナタリアちゃんを床に寝かせ、心臓マッサージを、マイク・レイリー巡査部長が人工呼吸を施した。
 「私も2人の娘を持つ父親。こっちの心臓もドキドキしたよ」と同巡査部長。その直後に、ロングアイランドの緊急医療班ボランティアで、救命トレーニングも受けたジョン・ウィリアムズ巡査が到着。同巡査はナタリアちゃんが熱性けいれんを起こしていると即座に判断し、熱くなった体を氷で冷やしたところナタリアちゃんは息を吹き返した。
 ウィリアムズ同巡査は、「ヒーローなんかじゃない。ただやるべきことをやっただけ」と話した。
 アルバンさん一家はエクアドルからクイーンズ区に住む親戚を訪ねて来たところだったという。

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