【6日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブロンクス区に住む3歳の女児が殺鼠剤を誤って口にし、病院に救急搬送されていたことが6日までに分かった。
ニューヨーク市警察(NYPD)によると、ナジーファちゃんは10月22日、インフルエンザのような症状を訴えていたため両親が病院に連れて行ったが、診察を受けた後に帰宅した。しかし、その2日後に症状が悪化、同区のジャコビ・メディカル・センターに救急搬送され、現在はモンテフィオーリ・メディカル・センターの集中治療室で治療を受けており、重体。
ナジーファちゃんと同じアパートに住むモハメド・ミーアさんによると、父親のナスリン・ジャハンさん(47)は、南京虫(ベッドバグ)よけとして自宅に殺鼠剤を撒いていたという。
NYPDは捜査を進めているが、現時点で逮捕者は出ていない。また、市環境保全局も職員を派遣し捜査に協力しているため、アパートは関係者以外立ち入り禁止となっている。
捜査当局からのコメントは出ていないが、ナジーファちゃんを知る住民らは「家族は最近引っ越して来た。夏の間、よく裏庭で遊んでいた」「とてもいい子。なんとか助かってほしい」と回復を願っている。