【8日付ニュージャージードットコム】ニュージャージー州の1学区を含む全米のおよそ800学区のウェブサイトが今週、過激派テロ組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を支持するグループにハッキングされたことを受け、サイバーセキュリティーを強化する新しい法律を求める声が上がっている。
ブルームフィールド・パブリック・スクール学区のウェブサイトに6日午前4時ごろからおよそ2時間にわたり、サダム・フセインの画像やアラビア文字が含まれるユーチューブの動画が流されたことを受け、連邦議会のドナルド・ペイン・ジュニア下院議員(民主)は7日夜、ハッキング対策についての声明文を発表。同議員は、「同学区ウェブサイトへの攻撃は、われわれが日々信頼しているテクノロジーの脆弱性を浮き彫りにした。学校のシステムに対するサイバー攻撃は学校業務に悪影響を与え、子どもたちの個人情報が漏えいする可能性も出てくる。サイバー攻撃の脅威に対応する新たな連邦法の制定に務めていく」と述べた。同声明文では、法案の詳細については明らかにされなかった。
同グループは、全米の学区のウェブサイトを手掛ける「スクールデスク」をハッキングしたもよう。