ロッカー室で男子生徒に性的暴行 高校生3人が停学処分

 【8日付ABC7】ブルックリン区の高校で、男子生徒3人が男子下級生に性的暴行を加える事件が起きていたことが分かり、ニューヨーク市警察(NYPD)および市教育局(DOE)は捜査を進めている。
 加害者である16歳の生徒2人と15歳の生徒1人は、8日時点で停学処分中。被害者の母親によると、被害を受けた生徒は、同区イーストフラットブッシュのイット・テイクス・ア・ビレッジ・アカデミー高校の男子ロッカールームで上級生に体を触られたといい、性交を強いられた生徒もいるものとみられている。NYPDは、今月2日にトイレ内で起きた事件についての裏付け捜査を実施。同校は6日、同事件と捜査について記した保護者宛ての文書を生徒らに配布した。
 被害は10月中に報告されていたが、マリナ・ビニツカヤ元校長は速やかな対応をせず、「適切な報告および申し立て義務を怠った」との理由で転任させられた。
 9年生のある生徒は、「いつか自分も被害者になるのでは」との不安を漏らしたという。