【8日付CBSニューヨーク】マンハッタン区ハーレムにあるプリスクールで3日、3歳の男児が昼食に与えられたグリルド・チーズ・サンドイッチを食べ、アレルギー反応を起こし病院に搬送された後、死亡した。
死亡したのはエライジャ・シルベラちゃん。家族によるとプリスクール、セブンス・アベニュー・センター・フォー・ファミリー・サービスにはエライジャちゃんが乳製品にアレルギーがあることを伝えてあったという。家族は葬儀資金を募るクラウドファンディングのページで、「乳製品に対する強いアレルギーがあることは届け出ていた。それにもかかわらず、施設の職員がチーズの入ったサンドイッチを与えていた。エライジャはショック症状を起こし、病院に搬送されたが救うことはできなかった」と状況を説明している。
ニューヨーク市保健精神衛生局(DOH)は8日、同施設を閉鎖。同施設が安全計画に従わず、子どもの管理が不適切だった可能性を指摘している。DOHと同施設は事故の原因と事故が回避できなかったかを調査中。市児童福祉局は、同施設に通う子どもの保護者には他のプリスクールを紹介するなどの支援を実施、福祉局の幼児教育部長は、「このようなことが二度と起こらないことを願う」と話した。
親戚の1人、ルーベン・ポラスさんは、「エライジャは輝いていた。エライジャを見ると、こちらも明るくなった」と早すぎる死を悼んだ。