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【14日付amニューヨーク】ニューヨークのレティシア・ジェームズ市政監督官は14日、毎年恒例の「悪徳家主100人」のリストを発表した。
同リストには、ネズミやノミなどがはびこっていたり、壁にカビが生えていたり、天井が崩れていたりと「危険かつ不衛生な状態」を放置している家主の氏名が掲載されている。今年のリストで「最も悪徳」とされたのは、ブルックリンとクイーンズ区に物件を持つ不動産業者、シルバーショア・プロパティ社のジョナサン・コーエンさん。昨年10月からの1年間に市住宅局から1090件、建設局から15件の規則違反を指摘されていた。これに対し、同社は声明文の中で「問題のある物件については多くの改善策を講じてきた」と反論している。
同社が管理するブルックリン区にあるアパートの住民らは、同社が「暖房や温水、ガスの供給を止め、害獣や害虫の苦情を無視し、ごみを放置し、住民を低家賃アパートから追い出そうと企てた」として同社を訴えている。
昨年の上位10人のうち、6人はリストから消えていることから同市政監督官は、「悪徳だと名指しにすることで恥をかかせる効果がある。誰であっても危険で不衛生なアパートに住むべきではない」と語った。
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