【15日付FOX5】ニュージャージー州の次期知事に選出されたフィル・マーフィー氏(民主)は15日、朝のテレビ番組「グッド・デー・ニューヨーク」に出演し、嗜好品としての大麻使用合法化を支持していると話した。
同氏は、大麻合法化は財政難にある同州に歳入をもたらすとし、同州議会が合法化法案を可決した際は、知事就任後100日以内に法案に署名すると言明した。4人の子どもの父として、この結論に達するのは容易でなかったというが、「大麻は既に普及しており、州はこれを受け入れつつ適正に規制するべきである」と話した。また大麻の合法化は社会的公正にプラスの効果を与えると主張している。
同州上院議会には、少量であれば大麻を個人的に所持し使用することを認める法案が提出されている。同法案では各地方自治体で大麻の販売を許可するかどうかを決め、許可しない地方自治体は、大麻販売による推定約3億ドル(約340億円)の年間税収の配分を受ける資格がなくなる。
一方、合法化に反対する声もある。依存症専門家のハリス・ストラタイナー医師は、大麻の使用は、より効果の強い麻薬常用のきっかけになると批判している。
全米の8州およびワシントンDCでは、嗜好品としての使用が合法化されている。