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【20日付メトロニューヨーク】ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事は20日、企業と協力し、さまざまな事情から感謝祭の食事を用意できない州民3万2000人に食料を配送すると発表した。協賛企業は、小売大手のウォルマートとウェグマンズ、オンラインで生鮮食品を販売するフレッシュダイレクト、コカコーラの4社。
ウォルマートとウェグマンズが寄付したのはターキーやパンプキンパイ、クランベリーソースなど。コカコーラは2リットルの飲料3000本を提供、フレッシュダイレクトは3500食分を包装し配送する。
クオモ知事は、「これらの企業と協力し、多くの家族に温かい食事を提供できることを誇りに思う。ニューヨーカーはこの感謝祭に、社会にどう貢献できるかを今一度考えてほしい」と話した。
ウォルマートの広報担当は、「全米では約4200万人が飢餓で苦しんでいる。米国最大の小売チェーンとして、これまで飢餓撲滅に取り組んできた。今回のような空腹で困っている人たちに食事を届ける機会を得たことに感謝している」と話した。同社は昨年、飢餓撲滅基金として州に2500万ドル(約28億円)を寄付している。
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