【24日付NY1】23日から年末商戦が始まった。メーシーズは、感謝祭のディナーが終わる時刻を見計らって開店し、翌日のブラックフライデーの午後11時まで営業を続行。セール品をねらって、多くのニューヨーカーが詰めかけた。
小売店が利益増加を期待して目玉商品を用意するブラックフライデー。電化製品小売チェーン、ベストバイのマンハッタン区の店舗でも開店前から行列ができた。オランダから来たという客は、「毎年ブラックフライデーのために米国に来ている。オランダではそういう習慣がない」と話した。
ブラックフライデーの翌日は、地元の小規模店で買い物をして支援しようとの趣旨で始まったスモール・ビジネス・サタデー。さらに翌週の月曜はウェブサイトでセールが行われるサイバーマンデー。今年は、全米で昨年の16%増しの66億ドル(約7320億円)を超える売り上げが見込まれている。アマゾン、ウォルマート、ターゲットなどは、オンライン販売が史上最高を記録すると予想している。
セールとなると心が騒ぐがご用心。ニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン司法長官は「誇大広告や、巧妙な返品・返金の規定がある」と注意を呼び掛けている。