【11月30日付CBSニューヨーク】スタテン島に住む警官志願の高校生が11月30日、道に迷った高齢の女性を助けたとして、NYPDから表彰された。
エリック・ローマンさん(17)は警官になるのが夢で、警察バッジを収集し、NYPDの試行プログラムにも参加している。ローマンさんは同月20日、スタテンエクスプレスウェーの出口で道に迷っていたローラ・ファーさん(87)を発見。乗っていた車を止め、ファーさんのために救急車を呼んだだけでなく、自らも病院に向かい家族が来るまで付き添った。
このことを知ったNYPD第121分署のエドワード・デラトーレ署長がローマンさんを招き、「素晴らしい行動とスタテン島市民への貢献を高く評価する」として感謝状を贈呈した。「正しいことをしただけで感謝状を受けるとは予期していなかった」と謙遜するローマンさんを、「ニューヨークの将来は明るい。彼がその証だ」とデラトーレ署長はたたえた。母親のジェネビーべさんも「とてもうれしい」と話し、涙をにじませた。
NYPDの試行プログラムには約4000人の警官志願者が参加しているが、感謝状を受けたのはローマンさんが初めてだという。