【5日付CBSニューヨーク】全米で相次ぐセクハラ告発問題を受け、今年は多くの企業でホリデーパーティーを縮小する動きが広がっている。
最近行われた調査の結果、大多数の企業が今年は社員向けのホリデーパーティーで酒類の提供を「控える」と答えた。エチケット専門家のトーマス・ファーリーさんは、「世間でセクハラ問題が話題になる中、これ以上の問題を起こさないためにも職場のパーティーで社員が酔うのを防ごうと、酒類を一切提供しないかドリンクチケットを配るなどして飲酒量を制限しようとする動きがある」と分析する。
企業のパーティーに酒類を提供しているマンハッタン区のグラマシー・エール・ハウスのマイク・マイヤーズさんも、「今年はパーティーで提供する酒類の量を抑えており、バーテンダーたちも泥酔している参加者がいないか常に気を配っている」と明かした。
ファーリーさんは、「オフィスから離れ、いつもと違う雰囲気だからといって羽目を外していいわけではない」と忠告。「職場のパーティーはネットワーキングの場として捉えるとよい」とアドバイスしている。
「職場のパーティーなんて不要」「マナーさえ守れば問題ないのでは」など、捉え方は人それぞれのようだ。