【11日付amニューヨーク】トランプ大統領からセクハラを受けたと主張する女性3人が11日、ニューヨーク市内で会見を開き、連邦議会による調査を呼び掛けた。
ジェシカ・リーズさん、レイチェル・クルックスさん、サマンサ・ホルベイさんが出席した同会見は、トランプ氏からセクハラを受けた16人の女性が出演するビデオを制作した映画製作会社、ブレイブ・ニュー・フィルムズが主催。ビデオの中で女性らは、トランプ氏から強引にキスされた、陰部をつかまれた、スカートの中に手を入れられたなどの経験を語り、過去2年間にわたり大統領就任以前の同氏から望まない性的関係を求められたと主張している。クルックスさんは、「連邦議会は党派の枠を超えて大統領の性的違法行為について調査すべき」と主張。女性らはまた、「大統領はこの件で辞任する気は毛頭ないだろうが、責任を取るべきだ」と口をそろえた。
トランプ氏はセクハラの申し立てを一貫して「フェイク」と否定。10日、「たとえ相手が大統領でも、男性から不当な扱いを受けたと感じる全ての女性は率直に話す権利を持つ」と訴えたニッキー・ヘイリー国連大使の発言に怒りをあらわにしたという。