テロ直後に犯人の身柄を拘束 4人の「ヒーロー」警官

 【11日付FOX5】ポート・オーソリティー(PA)・バス・ターミナル地下の通路で11日発生した自爆テロ事件の現場で、即座に犯人の身柄を拘束したのが4人の警官だったことが分かった。
 アカエド・ウラー(27)容疑者の逮捕に貢献したのは、爆弾検知班のアンソニー・マンフレディーニ巡査、ジャック・コリンズ巡査、ショーン・ギャラガー巡査、ドリュー・プレストン巡査のPA警官4人。マンフレディーニ巡査は事件現場付近をパトロールしていた際、脱出しようとパニック状態で逃げる人たちを見て異常に気づいた。応援要請を受け、現場にコリンズ巡査、ギャラガー巡査、プレストン巡査も駆け付け、煙が充満する通路にくぎやねじが腹部に刺さった状態で床に倒れている容疑者を発見した。男は近くに落ちていた携帯電話に手を伸ばそうとしていたため、2つ目の爆弾を爆破させようとしているのではと察知した4人は男を取り押さえ、逮捕した。
 PAのケビン・オトゥール会長は、「彼らは自分の身を危険にさらしてでも周りの市民を守ろうとしたヒーローだ」、またリック・コットン事務局長も「彼らのおかげで被害を最小限に留めることができた」とたたえた。

ポート・オーソリティー・バス・ターミナル駅=11日撮影(photo: Benjamin Kanter/Mayoral Photo Office)

ポート・オーソリティー・バス・ターミナル駅=11日撮影(photo: Benjamin Kanter/Mayoral Photo Office)