【10日付ニューヨークポスト】マンハッタン区アッパーイーストサイドで売りに出されていたタウンハウスが売却済みとなり、ニューヨーク市で売買されたタウンハウスとしては史上最高値を付けたとして話題になっている。
最高値で売却されたのは、69丁目のマジソン街と5番街の間にある6階建てのタウンハウス。1883年に建てられたバロック様式の邸宅で、ベッドルームは7つ。バルコニー付きでミニシアターやスイミングプール、さらにはレコーディングスタジオも完備している。さらに、緊急避難用のセーフルームもあり、希望販売価格は8000万ドル(約90億円)だった。最終的にいくらで売れたかは不明だが、2006年に売買されたこれまでのタウンハウスとしての最高値である5300万ドル(約60億円)を上回ったという。
売り手は、ブルックリン区出身の実業家、ビンセント・ビオラさん(61)。トラック運転手の息子だったが、株式ブローカーとして成功を収め、先物市場のニューヨークマーカンタイル取引所の所長も務めた。北米プロアイスホッケー(NHL)のフロリダパンサーズのオーナーも務めている。ビオラさんはこのタウンハウスを05年に2000万ドル(約22億円)で購入していた。